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2008年 06月 24日
渡米前に目標としてメモしたことが果たして達成できたかどうかを振り返ってこのブログを終わりにしようと思う。
・物事の本質を常に根源から考えるくせをつける。言葉の壁がある故、特にうわべや表層に誤魔化されないように心がける 物事の本質とはそもそも何なのか。こんな陳腐な目標しか立てられなかった自分が情けない。何の前提もなく漫然と物事を眺めて考えていても、いつまでたってもその裏にある論理や法則は見えてこない、もしくは独善的で間違った結論を導き出してしまうことになる。組織運営には多くのノイズが含まれていて、一見法則性が無いように見えるが、実はそうではなく、ノイズの中に普遍的な動きを見ることができる。それを見るための眼鏡を手にすることができたのが、自分の中では大きな収穫だったと思う。 ・具体的ケースの中から思考的操作により抽象化・結晶化し、(あとで使える)普遍性の高い結果を導き出す この目標も半分正しいが半分間違っている。何も無いところから思考的操作によって普遍性を導き出すのは、よほどの天才でなければ難しい。ケースの裏には必ずケースを作る人間が意図する方向性が隠されている。自分で普遍性を考え出すのではなく、ケースの中から宝探しをするのがケースメソッドだと思う。そういう意味において、ケースメソッドは優れた教育方法だと思うし、個人的に数多くのケースの中から実に多くの宝物を見つけることができたと思う。 ・好き嫌いせず貪欲に情報収集する 情報収集といっても、何のための情報収集なのか、得られた情報をどう使って何を目指すのかが明確になっていないと、無意味な資料集めで終わってしまう。目標がなっていない。 ・弱点分野の補強・未開拓領域の開拓 ファイナンスの知識を一通り身につけることができたのは大きい。 ・得意分野の強化・深化 統計を使ったデータ操作能力は向上したが、これが将来役に立つのかどうかはやや疑問。 ・Internationalな友人を多く作る 何人いれば多いというのか不明。だが、優秀で心から尊敬できる友達を何人か作ることができたのは事実。卒業式に成績上位者が表彰されるが、2年生で自主的に作ったチームの友達ほぼ全てが選ばれていたのには少し驚いた。Facebookでいつでも連絡を取れることができるのも嬉しい。 ・課外活動を見つけて参加する ・心にゆとりを持つ ・徹底的に楽しむ ・勉強と生活のバランスを保つ ・運動する時間を作る ・旅行する ・・・2年間がどのようなものなのか、いかに分かっていなかったかということがよくわかる。巷にあふれているMBA本を読んだだけでは、決して理解することができないものがそこにはあった。だが、2年間という時間と機会費用を含めると数千万円にもなるコストをかけてまで来る必要はあったのか? 2年前には多少の迷いがあったのは事実だが、今は自分が選んだ選択肢に自信を持ってYesと言える。 おそらくそれで十分なのだろうと思う。 #
by guhnguhn
| 2008-06-24 15:37
2008年 06月 08日
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by guhnguhn
| 2008-06-08 21:19
2008年 06月 04日
今日は朝から一日引っ越し準備。といっても本とハンドアウトのバインダー以外ほとんど荷物はないのですぐに箱詰め終了。あっけない。会社の引っ越しより早いかもしれない。生きていく上で本当に必要なものは実はそれほど多くない。気に入った本と音楽さえあればそれでいい。
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by guhnguhn
| 2008-06-04 13:16
2008年 06月 02日
試験終了。これでカリキュラムは全て終了。来週は卒業Weekということでいろいろなイベントがある。野球にゴルフにクルージングにBBQ。映画もみて、本も読もう。何という開放感!
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by guhnguhn
| 2008-06-02 09:31
2008年 06月 01日
明日の試験準備のために大学の図書館へ。人によって試験日は違っているので今日が最後という友達も結構いた。みんなこれが最後の最後の試験だと言って感慨深げ。20科目で中間、期末があるので通算40回ぐらい試験を受けたことになる。1日準備したからといってそれほど変わるものでもないが、習ったことが定着しているかどうか確認するよい機会でもある。もう少しだけがんばってみる。
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by guhnguhn
| 2008-06-01 01:55
2008年 05月 31日
Reportの締め切りは今日の夜中(今は昼の3時)だが、図書館にこもって何とか書き上げることができた。さっさとSubmitして最後のFinalに備えなければ。
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by guhnguhn
| 2008-05-31 03:44
2008年 05月 30日
コンサルティングプロジェクトはファイナルが無いかわりに、アセスメントレポートを提出しなければならない。10枚ぐらいすぐ書けると思っていたが、書き始めてみると結構苦戦して、思うように筆が進まない。締め切りが明日なのでなんとか間に合うとは思うが・・・。
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by guhnguhn
| 2008-05-30 05:37
2008年 05月 28日
今日は顧客を招いてコンサルティングプロジェクトのプレゼンだった。マッキンゼー仕込みのフレームワークも道具と同じで使いこなせないと価値を生み出す事はできない。半分は学生の勉強なので、それほど相手が期待していないということもあったのだろうが、消化不良で終わったプロジェクトだった。いずれにせよ、プロジェクトも終わり、あとはファイナル1科目のみ。少しずつ引っ越しの準備もはじめている。長かったようであっという間だった学生生活もとうとうゴールが見えてきた。
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by guhnguhn
| 2008-05-28 14:57
2008年 05月 24日
オペレーション系の授業はあまり人気がない。ファイナンスやアカウンティングの方が卒業後の就職にリンクしやすいというのと、現場監督的な泥臭さに近寄りたくないという気持ちが強いからだと思う。自分もこれまではオペレーション科目は必須以外取ることはなかったが、最後の学期にタダで2科目取れるというので試しに取ってみた。振り返ってみると、予想以上に学ぶものが多く、とてもいい授業だったと思う。病院のBad_debtの分析に始まり、ポップコーンのkarnel測定、飛行場のプロセス分析、カタパルトを使ってピンポン球を離れた標的に正確に入れるための実験、レゴのような部品を使いリーンプロダクションを実現する工場のデザインなどなどチームで様々な実験をやっていろいろな測定方法を学んだ。全ての実験は最終的に何をやりたいのかという目的に常に立ち戻らなければならない。そして常に目的に対して効果がある変更を加えていかなければならない。更に目的は顧客満足度とか曖昧な表現ではなく、$で明確に示す必要がある。
あと残すは、来週のプロジェクト発表とファイナルのみとなった。もう授業を受けることはない。いよいよ最後が見えてきた。 #
by guhnguhn
| 2008-05-24 07:55
2008年 05月 22日
もう2日前のことになるが、とりあえずプレゼンは無事終了。興味深かったのは、1年生と2年生の力の差。エレクティブなので教授の許可さえもらえれば1年生でも2年生でも取ることはできる。ただ、今回は圧倒的と言っていいほどの力の差が見られた。これほど露骨に差が出るのも珍しい。2年生グループは全員苦労しながら何とかモデルを構築し、ほぼ似たような結論に辿り着いていた。一方の1年生グループはモデルを構築することができず、表層的な分析に終始していた。やたらに派手な色を使ってビジュアルで誤魔化していたり、全く関係のない外部データを使ったりしていたが、肝心のモデルがないので、例えば価格を動かしたらどのように消費者の行動が変化するのかというような質問に全く答えることができなかった。1年間の訓練の違いなのかどうかはっきりは言えない。ただ、2年前の自分は今の1年生よりも更に何もできなかったということだけははっきり言える。得たものがあるのは確か。これから活かすかどうかは自分次第。
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by guhnguhn
| 2008-05-22 14:33
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