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2007年 08月 01日
とりあえず領事館で「在外選挙人証」の申請をし、2週間程度の審査を受け、投票資格を得た上で領事館で先週投票してきた。比例も選挙区も投票可能だが、さすがにインターネットの時代とはいえ、あまりにも物理的距離が離れすぎていて選挙に参加している感覚が薄い。結果も新聞で見るだけ。
そんな中、定期購読しているi-NSIDERが今回の敗因について的確な分析を送ってきた。 以下引用 自民党の敗因について、新聞などは「年金、厳しい判断」(日経30日付)と月並みな総括をするが、より根本的には、その年金問題を含めて、相次ぐ閣僚の政治資金疑惑や失言問題のすべてに共通して、安倍晋三首相の対応が単に後手後手に回ったというに止まらず……、 ▼仲良し同士でかばい合ったり、 ▼弁解がましいことを並べ立ててはぐらかそうとしたり、 ▼法には触れていないことを強調して開き直ったり、 ▼他人のせいにして自分だけ罪を逃れようとしたり、 ――まあおよそ潔くも美しくもない、グズグズした、卑怯者の態度に終始してきたことへの国民の不快感・不信感の累積が限度を超えてしまったことにある。 昨秋の郵政造反組の復党問題に始まって最近の赤城農水相の絆創膏騒動に至るまで、およそグズグズの連続で、しかし彼はそれをグズグズとは思っていなくて、「世論の動向に右顧左眄することなく信念に基づいてまっすぐに突き進めば必ず道は開ける」くらいに思ってきたのだろう。そこが単純思考で、どうも彼は祖父=岸信介の悪いDNAだけを引き継いだのかもしれない。 そしてそのグズグズの総仕上げが、参院選がまだ開票半ばであるのに早々に行われた安倍の「続投」宣言である。彼が要所要所できちんと責任を明らかにしてテキパキと問題を片付ける能力がないことに国民が苛立っていて、その結果がこれであるというのに、そこでまた自らの責任について触れることなく「今後もよろしくおねがいします」と言うとは、どういう神経なのか。このようにして安倍は自分がどういう立場に置かれているか一向に分からないまま、自爆に近づいていこうとしている。 民主党の小沢一郎代表は、1人区に焦点を絞った頑固な組織戦略を一筋に追求し、「これで勝てなければ政治家を辞める」とまで宣言して(それは安倍とは対照的な潔さだった)、実際に言ったとおりの結果を同党にもたらした。 たぶん小沢の頭にあるのは、民主党から脱落者を出さずに自民党を分裂に追い込む方策だろう。 引用ここまで 安倍晋三=グズグズ岸信介の単純思考DNAというのが的を得ていてよい。グズグズ安倍自民党の結果はおよそ見えていたので驚くに値しないが、完全に終了したかと思っていた小沢一郎君がしぶとく息を吹き返したのが印象的だった。加藤紘一君が浮かび上がれないでいるのとは好対照をなしている。大嫌いな田中康夫がしたたかに当選したのもかなり不愉快だった。
by guhnguhn
| 2007-08-01 00:54
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