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2007年 07月 03日
この国のだらしなさに対して久しぶりに怒りに燃えた。
この夏、NY州の運転免許を取得しようと思っているのだが、アメリカの運転免許取得は日本より圧倒的に楽で、筆記試験、5時間教習、実地テストだけ。筆記試験は、DMV(Department of Motor Vehicles)に申し込みさえすれば、その日に受けられる。試験を受けるためには6ポイント制という条件をクリアしなければならない。パスポートが3ポイント、クレジットカード1ポイントなど決められた基準があって、6ポイントためれば試験を受けることができる。ソーシャルセキュリティーナンバーを持っていれば余裕でクリアできるのだが、諸般の事情があって、ソーシャルセキュリティーナンバー(SSN)オフィスからレターをもらう必要があった。レターがあれば、ポイントとみなされるのだ。 昼前にSSNオフィスを訪れると役所の窓口と同じようにたくさんの人が待っている。番号札をもらって1時間ほど待つ。窓口に呼ばれたので、免許を取りたいのでレターを書いてくれとお願いした。いかにも慣れていなさそうな女性が非常に手際悪く進めている。印刷されたレターに自分の名前が書かれていないので大丈夫か?と思っていると手書きで名前を書いている。しかし、こともあろうか、この女性、こちらの名前を書き間違えた上に、再度プリントすることなくぐしゃぐしゃっとペンで直して上から名前を書いた。しかもその名前がまた間違えている!2回も直して、これでいいと渡されたのだが、非常にいい加減で不安だったので、本当にDMVに持って行って通用するの?と聞いたら大丈夫という。大丈夫というのにこれ以上言ってもしかたないので、しぶしぶレターを持って、約30分かけてDMVを訪れる。 パスポートとレターとクレジットカードを出して、6ポイントなので試験を受けさせてくれとお願いすると、窓口の女性がいぶかしげにレターを見て、奥に入っていった。出てきて言うには、レターの名前が直してあるので通用しないという。What!!!??? SSNオフィスが正式に出した書類で、窓口の人が直してこれで大丈夫と言ったんだよ、と言っても、オーソリティーで決められているからダメで、もう一度書き直してもらって来いという。ふざけるな!!!おもわず声を上げたが、一方的にNoというだけ。 怒りに燃えつつ、SSNオフィスを再度訪れたら、さっきの女性はもういなくなっていた。受付に書類に不備があるからすぐに書き直してくれと言っても、番号札を持ってならべという。そっちのミスで時間を無駄にしている上、更に並べとはどういうことだ!!と怒ってみたが、並べとしか言わない。更に怒りで燃え上がりながら30分待つ。ようやく呼ばれたので、こんなでたらめな仕事をしてどう思っているんだ!!と激高したら、お詫びの一言もないばかりか、あー、あの人は普段いないから知らないんだよって平気な顔をして答える。なめたことを言うんじゃない。そんないい加減な仕事をして、給料もらう資格なんてないし、こっちの時間も無駄にしているんだからお金払ってもらいたいぐらいだと言っても、あー、そー、という反応。しかもあと10分で4時過ぎそうだから、来週にしてくれと言い始める。思わずぶち切れして、ふざけんな!!さっさと仕事しろ!!と怒鳴り散らしてしまったが、待っている人の注目を浴びていることに気づいて我に返った。もうこれ以上言っても仕方がない。この国のどうしようもなさは変えることなど絶対にできないと怒りを静めて、とにかく間違いのないレターをくれとだけ伝える。 結局最初にもらったのとは全然違うフォーマットのレターをくれて、これで大丈夫という。はっきり言って信用できないが、手で直していないのでおそらく大丈夫なのだろう。結局4時半までかかって、その日のうちにDMVに行くことはできず、試験も受けられず。 レター1枚書くのに5時間かかるうえ、自分たちのミスに対して謝ることもしないのだ。考えられないことだが、これがアメリカの標準なのだ。ダメな国アメリカ、レベルの低い国アメリカ。こんな国が世界で幅を利かしているのだ。情けなさすぎる。
by guhnguhn
| 2007-07-03 03:27
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