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2007年 12月 25日
クリスマス・イブの朝、高校の同級生で、今はハーバードのメディカルスクールでドクターをしている友人からメールが届いた。当時からもの凄く優秀だったが、いわゆるくそまじめとは対極のユーモアがあって誰からも好かれるタイプだった。
その友人は筋ジストロフィの研究をしていて、否定されたある仮説を180度ひっくり返して、やはり仮説は正しかったという直接的な証拠を挙げ、なおかつ、なぜ今まで、科学的権威が誤解を重ねていたのか、という部分を綺麗に説明する、新しい包括理論を唱えたということらしい。友人曰く、かなり「最終証明」に近い形のことをやれたのでは、と思っていたらしいが、四面楚歌敵状況はなかなか好転しないらしい。(日本ではかなり歪んだ形でメディアに取り上げられたとのこと。) 世界の医学会を相手にガリレオのように孤軍奮闘する話を聞いて、MBAの勉強ごときで大変だと騒いでいる自分が情けなくなった。残りの学生生活をどう過ごすか、今一度考え直す良い機会を与えてくれた。とても大きなクリスマス・プレゼントに感謝しなくては。 いつか友人の説が広く認められる日が来てほしいと心から思う。
by guhnguhn
| 2007-12-25 15:06
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