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2007年 07月 15日
一日中勉強して、夜映画に行った。Harry Potterは大人になってしまい、いまひとつ楽しめなかった。映画館の隣のBest Buyでビリー・ザ・ブートキャンプを発見、$35。買わずに帰る。
帰宅後、Barbarians at the gateを読む。泣く子も黙るKKRがLBOでナビスコを買収した時の話が非常にリアルに書かれている。スティールをグリーンメーラーだといって騒いでいる場合ではない。日本の経営者は一体どれほど市場に敏感なのだろうか。株主に配当していれば十分なのか?そもそも配当政策に対して、明確な理由付けをもっているか?どうして新たな投資に回さずに、株主に還元するのか?どうして超低金利なのに負債による資金調達をせず、わざわざ高いコストを払って株式を発行するのか?そもそも上場している意味は? 地道にこつこつ働いてきたのに、外資が乗っ取りにやってきたというような発言をするような経営者は自分がいかに市場に鈍感であるかをさらけ出しているようなものだ。地道に努力する姿勢は美徳として失うべきではない。ただ、資本市場から資金調達をするような会社の経営者はもっと市場というものを理解しておかなければならない。そもそもCFOがいない会社はどうやって自分の会社のファイナンス・ストラクチャーを考えるのか?銀行まかせ?親会社のいいなり?最後は裁判所頼み?あまりにもバランス感覚に欠けている。
by guhnguhn
| 2007-07-15 16:41
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